岩見沢中央小学校5年生の皆さんへ「ふるさと教育」に携わりました

岩見沢中央小学校5年生の皆さんへ「ふるさと教育」に携わりました

令和4年3月4日(金)岩見沢中央小学校5年生の皆さんに向けて、「ふるさと教育 知ろう!伝えよう!岩見沢の産業」というテーマで、当社のお話をさせていただきました。

当日は、株式会社日浦金物の日浦さんの進行で

第1次産業から 有限会社アグリライフの北村さん

第2次産業から 岩見沢鉄骨工業株式会社の島田さん

そして、第3次産業部門として、当社の矢島が「岩見沢の産業とその連携」について、この三つの産業がつながっていることを伝えてきました。

北村さん「北海道は夏が短く冬が長い。だから稲作はできず明治のころは米は買ってくるしかなかった。特に北村地域は泥炭地で、農作物の育成に不向き。土の水分を排水し、夕張から10年かけて土を運び土壌改良。頻繁に起こる豪雨による川の氾濫との闘い。でも稲作は水害に強い、何としても米を作りたい!という開拓者たちの強い想い。80キロに及ぶ北海幹線用水路という機械用水に成功!今では、岩見沢は、北海道で米の作付、生産量は1位に!そして日本最先端のICT農業の地へ!

島田さん「多くの建物には鉄骨が使われている。岩見沢図書館や、新しくなった市役所にも。橋を支える部品も鉄骨。鉄道の踏切も製造している。橋や建物本体を建築する仕事ではないけれど、陰から支える必要不可欠な鉄骨を製造している。鉄骨は、稲作をも支えている。北海幹線用水路から、各地域の農地に水を運ぶためのパイプラインは鉄骨で、人の手でつなぎ合わせて作られる。パイプラインは地下に埋められて今もお米を育てるための水を運んでいる。面に出ない仕事、人から直接”ありがとう”と言われる仕事ではないけど、おいしいお米を食べてもらいたい!そんな思いで仕事をしています」

矢島「先人たちが苦労して作り上げてきた米。そのまま食べてももちろんおいしいけれど、食卓を豊かにするような米粉スイーツにして、また小麦が食べられない人でも食べられる米粉スイーツとして、全国に販売している。岩見沢の特産品である米を活かしたい、食品アレルギーがある人もそうでない人も一緒においしく食べられるかわいいスイーツにしたいという”食の課題”、そして、障がいのある人の経済的自立を支えたいという”社会課題”を同時に解決できるような仕組みを作りたくて起業した。地球資源を守るため、誰一人取り残さないというSDGs宣言に沿って目標設定して経営している。当たり前に食べている”お米”は、産業の連携があって初めて実現している。誰が欠けても成り立たない。持続可能な世界になるために、例えば地元の産品を食べる事などみんなが”食べる”ことからできることを考えてほしい。

ちょっと難しい話だったかな?と思いつつ・・・

生徒の皆さんから出た感想が素晴らしく!「産業がつながって、お米ができることがよくわかりました。」「産業の支え合いが大切!」そして、当社については「食品アレルギーの問題と、障がいのある人のお金の問題を両方合わせて考えたことがすごいと思った」「エクレアをお米から作ろうという発想がすごいと思った」などなど。

しっかり話を聞いて、自分なりに思考してくれています。うれしいですね。

SDGsは2030年までに達成する目標を掲げています。

2030年と言ったら、今回の小学5年生は、20歳前後。

岩見沢の産業が持続していくために活躍してくれる人材になっていることを願って!

活動報告カテゴリの最新記事