札幌学院大学「企業の経営と仕事」でお話をさせていただきました。

この数年、毎年お邪魔していています札幌学院大学さん、今年は、新さっぽろキャンパスの経済経営学部の1年生の皆さんを中心にお話させていただきました。
お話の項目として
①(株)ジューヴルとpatisserie sorakaのコト
❷なぜ起業したか
③池添のしくじり大学時代
❹これからの目標とあるべき姿
こんな流れでお話をさせていただきました。

特に③については、入学して間もない1年生の皆さんに、大学生活を稔りある時間にしてもらいたくて、私の失敗談からお話をしています。
私の大学時代は、とにかく仲間作りが下手くそでした。
どこか斜に構え、人とは違う自分でありたいかのような、お高く留まった嫌味な奴。
内心は、人よりできない自分を知られたくない・・・だから心を開かない、そんな感じでした。
だから、10個以上受けた大学院もすべて落ち、就職も進学も決まらないまま、大学を卒業。
周りの同級生は、仲間で勉強し、情報交換し、励まし、就職や進学を勝ち取っていました。
「自分にはなにもない・・・」そんな気持ちで、卒業してしまいます。
その中で飛び込んだ、NPO法人での精神障がいの皆さんへのボランティア。
運よく同法人で、アルバイトもさせてもらい、自分の「居場所」「役割」を見つけ、なりたい姿を見つけました。
こうなりたい、という希望を持った時、心の安定を感じました。
自分の役割を得て、居場所を得て、人と関わり、「ありがとう」を交わす、そんな日常がなんと幸せな事か。
白衣を着て相談室にいるよりも、エプロンを付けて障がいのある人の横に座って、一緒にご飯を食べて何気ない会話をする、そんなナチュラルサポートができる自分になりたい、と思うようになりました。
ジューヴルでは、「自分らしく挑戦する」ことを大切に考えています。
多くの人がありふれた人生の選択をするときに、その選択肢を取り上げられたり、選択することをあきらめさせられたり、選択するストレスから守られたり、選択した結果を信用してもらえなかったり、挑戦することも失敗することもできなかった人たちに、自分らしく安心して挑戦してもらいたい。
私が、仕事を得て、生きる安堵に満たされたように、その喜びを感じてもらいたい、そこにジューヴルの強い思いがあります。
なので、学生さんたちに向けて、メッセージは

自分なんか生きていてもとか、人と比べて自分は・・とか、些細なことでキャッチしてしまう繊細な時期。
この世に生まれたならば、必ず必要とされる、ということは絶対だとして、
思いっきり学び、遊び、食べ、呑み、失敗して、リカバリーして、その経験が自分の色になり、なくてはならない人財になっていく。
怖がらずに仲間を作って、のびのびと過ごしてほしいなと思います。
-講義後の座談会にて

私は起業するなんて夢にも思わなかったので、学生の内から起業している方がそこそこいるのにはびっくり。
すごいチャレンジです。苦労も多いし、投げ出したくなることもあると思いますが、経営者は一番先頭でいいことをキャッチできる旨味があります。共に頑張っていきたいと思います。
最後に、学生さんたちの感想から
「将来が見えず焦っていた。なぜ働くのか?悩んでいたので、働く理由はすぐに見つからないし、何度もやり直せる、そう聞いて、じっくり考えていきたいと思いました」
「できない理由を探していたけど、目標に向かって挑戦する姿勢を大切にしたい。人とのつながりを大切に、周りの人の役に立つ自分になりたい。」
「何でも完璧にできないといけない、そのためにひたすら頑張る、と考えてきた。でも、障がいのある人がそれぞれの特性を活かしてプロフェッショナルになる、という考えを聞いて、自分もそうでいい、と思えた。できない部分がある自分を嫌いになるのではなく、頑張れる部分を探していこうと思った」
分厚い感想集をいただき、すべて丁寧に読ませていただきました。
講義の途中で出した質問「利他の心とは?」にも、皆さんなりの言葉で一生懸命書いてくださったのが本当にうれしかったです。
今まさに、私が「利他の心とは?」を自問自答中。学生の皆さんの言葉に学ばせてもらいました。
こういった機会は、私の頭を整理し、また、一歩成長できるチャンスだと思って、緊張をできるだけ棚の上にしまって、前向きに取り組んでいます。
お聞き苦しい点も多々あったと思いますが、熱心に受講してくださり、また、授業のコーディネートしてくださった皆様にも心から感謝いたしたします。
ありがとうございました!
*同じ内容の講義を、6/22に北星学園大学 経済学科の皆さんにも行いました。ありがとうございました。