【人が財】共同生活援助 施設長 S.K

【人が財】共同生活援助 施設長 S.K

続「人が財」、弊社のスタッフ紹介のコーナーです。

創業の時、障がいがあってもなくても、同じ「人」として、地域の財になれるように、挑戦する機会を創ろう!と思いジューヴルは出来ました。

福祉では人に寄り添い、販売では人をもてなし、弊社の仕事は単なるマンパワーではなく、個々の「心」が仕事を成り立たせていると言っても過言ではありません。

経済的危機が世を襲う昨今で、当社が9年目に入れたことは、ほかならぬ「心」の力と思っています。

そのスタッフ達の活躍を知っていただけたら幸いです。

共同生活援助(グループホーム)施設長 S.K

障がいがあっても、当たり前に地域で暮らす、そのために重要な役割を果たしています。

Profile

出身地:千葉県

資格:精神衛生福祉士・製菓衛生師

趣味:読書・ボードゲーム(テーブルトークRPG限定)

自分をひと言でいうと:ダジャレ愛好家 

お一ついただきました→「毛がないからってなさないで!」

Q.福祉の仕事を志したきっかけ、仕事に就いてからの経緯を教えてください。

元は福祉とは全く無関係の仕事をしていて、次の仕事を探そうかなというタイミングで福祉事業所を運営している知り合いに仕事を紹介していただいたのが入職のきっかけです。

入職後に精神衛生福祉士の資格を取得したのですが、40歳を過ぎていたので今から資格を取るのもなぁ…経験もそこそこあるし、と迷いましたが、
経験と知識がマッチしない、特に精神障害の知識不足を感じ、資格取得を目指すことにしました。
勤務年数を積んでいたので受験資格をクリアしていたのもあり、社会人入学で大学の短期コースに入学し、1年9カ月程受講し資格取得できました。
国家資格だったのでそう簡単ではなかったですね。大学はひと月2回ほどの通学でしたが、都度ペーパーを提出したり、資格試験に向けてはひたすら過去問を解いたり…働きながらの勉強でしたので中々大変でした。
でもこれがあったから、経験に裏打ちされた理論がその後の相談業務に生かされましたね。

Q.福祉業界に入ってから一番印象に残っていることは?

失敗・後悔は沢山あります…利用者さんとの距離感が分からず苦労したことも。

あとは利用者さんと一緒に農作業をしたことが楽しかったですね。利用者さんが成長していく姿を間近に見られたり、地域の方との繋がりを持てたこともとても良かったと思います。

Q.今後成し遂げたいことは?

就労面で言うと、利用者さんの働きに見合った工賃を払えるようになりたいですね。この業界は社会情勢に左右されやすいので、職員側は商人的な感覚も必要なんですが…最低賃金レベルの工賃を支払えるようになるのが目標です。

生活面で言うと、国の制度に振り回されがちなので難しいんですが、重度の障がいを持っている方でも地域に溶け込めるようなGHを作ることですね。
重度の方や高齢の方を支援するとなると人手が足りなかったり、地域住民の方との軋轢があったりしてかなり苦労することが多いのが現状です。なので、啓蒙活動じゃないですが地域の方々と繋がりを持って地域の方々にも支えてもらえるような社会づくりが必要と感じます。
この仕事をしているとまだまだ障がい者の方に偏見を持っている方と出会うので、それを払しょくして、お互い尊重し合えるような地域社会になれば、健常者も障がい者もお互い住みやすくなると思います。

Q.最後に、これから福祉業界を目指す人への応援メッセージをお願いします。

自分では思いつかないような発想をしたり、
ひたむきに頑張る強さがあったり、
落ち込んでいる人をお母さんの様に包み込むやさしさがあったり、
利用者さんとの関りで気付かされること、学んでいくことが本当に多い仕事です。

あとこの職種に就こうと学生から勉強している方もいると思いますが、学問が全ての業界じゃないので、学ぶ姿勢は常に持っていた方が良いと思います。
自分も今でも本を読んだり、今はyoutubeもあるので日々勉強しています。
福祉の事だけではなく、利用者さんを取り巻く環境に関することも知っていかなきゃならないので、勉強することが沢山あります。
逆に、働きながら色んな分野を知っていけるのが良いところかもしれません。

◇さいごに

普段のKさんは、ダジャレの好きな面白い人!というイメージだったのですが、インタビューで利用者さんの話をしている姿を見て、これまで利用者さんに真剣に向き合い、共に悩み、寄り添って来たのが伝わり非常に胸を打たれました。

また社会人になってからの学び直しと資格取得されたことは、並大抵の努力ではありません。

今後もKさんの背中を見て、ダジャレも仕事も学んでいきたいと思います!(インタビュアー:M.O)

さて次は・・・

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